トヨタ純正 ドライブレコーダー DRD-H68 加工取り付け

後方録画のドラレコを取り付けにあたり、フロントにDRD-S68を装着したので、同じ純正で揃えたかったことと、2カメラタイプの機能を流用して何かしてみたかったのもありDRD-H68を選択。フロント用カメラを後方録画用にして、周辺環境録画カメラを車内の様子を録画(何のため?)に使用する事にしました。
元々設定の無い車種で、しかも加工取り付け前提なので面倒な作業が色々とあるのは分かっているのですが、思いつくと作業してみたくなる性分、前進あるのみの精神で取り付けました(^^;

▶DRD-H68の使い方


2つのカメラ(フロントカメラ/ ダッシュボード設置の周辺環境録画カメラ)と、体型ドライブレコーダー(Wi-Fiでスマートフォン連携)、2カメラということろに興味津々で、40系後期LSにどうにか取り付け出来ないものかと考え、フロントカメラは後方用カメラとして使用し、周辺環境録画カメラはGリンク用セキュリティーカメラ(後期初期モデルまで設定あり)取り付け穴を利用し、洒落で車内を撮影できる様にしました。

本題に入る前にDRD-H68の基本性能をメーカーサイトから引用し紹介します。
■高画質技術で、画素数だけでは語れないしっかり見える映像を録画。
■高度なHDR技術と調整機能で、光量差の白とびや黒つぶれを低減。
■CMOSセンサー搭載の高感度カメラで夜間でも見やすい映像を提供。
■映像ノイズや、広角レンズによる画面の歪みを補正。
■エンジン始動で、手間なく自動録画。(ACC ONからOFFまでの映像を録画)
■Gセンサー搭載機は衝撃を検知すると、前12秒・後8秒(合計20秒間)の映像を保護。
■手動による任意のイベント録画に対応しています。
以上

なにやらいっぱい機能がついていますね♪
今回の取り付けは無茶してますので、個人的にはドラレコ本来の性能を求めたものではなく、設置することに満足を感じるので、この改良をご覧になられても真似しないようにしてください(^^;

▶周辺環境録画カメラの加工取り付け

40系後期初期モデルまで設定のあったGリンク用セキュリティーカメラは、後期型中期モデル以降はしれっと設定がなくなっていて、私は車両購入後に取り付けようと安易に思っていたのですが、調べて行くうちにその事実が判明、がっかりしましたが、逆に何かに加工できるのは?と考え今回のお馬鹿なカメラ取り付けになりました(^^;
先ず加工するのに材料が必要なので、同じトリム色(厳密には色味が異なります)の中期LS460のセキュリティーカメラを入手し、これを使って加工する事にしました。こうやって見ると中期と後期では微妙に機器配置が異なったり、ランプレンズが異なったりと、改良(進化)されているのがよくわかります。

セキュリティーカメラはレンズがフェイスと一帯になる様に設計されていますが、周辺環境録画カメラはポン付けとは行かないので、当たる部分を削りレンズ面とフェイス面の差をできるだけなくすように加工していきます。


電動マイクロ・ベルトサンダーを使って、可能な範囲で削って極薄状態♪
電動工具のお陰でで綺麗に薄く削ることが出来ました。
これで、カメラのレンズとフェイス部分の段差がかなり解消。


周辺環境録画カメラをセットして位置確認。
固定はセキュリティーカメラのブラケットをカットし、それを両面テープでカメラ固定
上下二箇所で固定してありますが、意外と頑丈に固定出来ました♪


フェイス面から見た感じ、違和感かく装着出来ました。


横から見ても、段差をあまり感じず良い感じ!
純正っぽい♪


続いて、本体側のサングラスホルダー部分の穴開け加工。
この穴を開けると、もう後戻り出来ません。


四角く穴を開けるのですが、メンテナンス時や、本体の取り外し時に
ハーネスがこの中で前後移動するので、端面は丸く仕上げ
四隅の角も少し丸くしてあります。


カメラを装着して、可動部分に負荷が掛かっていないか確認。
同時にハーネスの動き方も確認。
蓋を開けることは滅多にありませんが、見た目の純正っぽさに拘っています。


今回の取り付けのメインイベント!!

カメラハーネスの中継コネクター設置。本体から1本で出ているカメラハーネス、天井スイッチ取り外し時を考慮し中継コネクターを設置するのですが、カメラハーネスの資料が無いので本体に挿さるコネクターのピン数(5本)を確認して、それより少し多めにピンが挿さるオスメスコネクターを準備、ハーネスは赤、青、緑、薄青の4本は普通に通っていますが、黒は皮膜内側に覆ってあるので、それを出口で纏める作業が必要になります。この作業を、オス側とメス側それぞれのコネクターで行いました。


無事に中継コネクターの設置が完了!!


オレンジ丸部分がそれになります。
ハーネスは当たる部分は、振動で皮膜が破れる可能性があるので
エプトシーラーを貼り付けてハーネス保護をしています。


ドラレコ本体に接続する残りのハーネス側も加工(オレンジ丸部分)


車両の天井で嵌合。


これでメンテナンス時も安心。
パッと見は純正風に仕上がりました(^^)

▶ドラレコ用カメラ取り付け

後方撮影用カメラはバックウインドウに貼り付ける事にしました。40系LSで後方用カメラのインターネット上にある取り付け事例を見ると以下の2パターン。
①ロールシェードを避ける為にトレーボード後端中央に取り付け
ロールシェード機能を殺してバックウインドウ上中央部に貼り付け
↓   ↓  ↓
私なりの考察
①の場合
取り付け方法は一番スマートかつロールシェードの機能も生かしたベストな取り付け方法、黒内装ならカメラが目立たなくGood、ただローホワイト内装の場合はとってつけました感が出てしまい車格に似合わないと判断。
②の場合
ロールシェードの機能を殺してしまうので、折角の純正機能が損なわれてしまうので、私の望む方法でなはありません。
↓   ↓  ↓
①②共に長所は、後方視界は完璧に録画できるのでドラレコ本来のカメラ性能を100%引き出す取り付け方法。
↓   ↓  ↓
私の場合
前期した通り、設置する事に満足を感じるので、カメラの性能を100%引き出す事は諦め、ロールシェードの機能も生かしながら自分なりの見た目重視の場所を選択、結果カメラの取り付け場所はバックウインドウの中央部やや上側、稼働するロールシェードに干渉しない位置に決定!

カメラの性能を引き出す為にはできるだけ中央付近が理想ですが、私の変なこだわりで車体端よりから後方中央を撮影する事になるのと、バックウインドウの傾斜も手伝いカメラは相当斜めからの撮影になります。
先ずはそれを少しでも補正するべくカメラの設置台を作成、手元にあったPGSアンテナの台座とホームセンター調達したアクリル板をカメラ設置できる大きさにカットして、斜め補正台座を作成♪
画像のGPSアンテナ台座部分がガラス面に張り付く様になります。

仮装着画像、カメラの水平線基準はかなり補正出来ましたが、あくまで改善レベルで完全は補正は無理(>_<)
本体とカメラを仮接続し、録画画像が自分の中で我慢できる範囲の画像か確認、合わせてにロールシェードの上下稼働時に干渉しないかクリアランス確認、ギリギリのクリアランスでOK(^^;


次に、台座部分を少しでも綺麗に見せるための、カバー作成に取り掛かります。
バックウインドウの斜め具合を確実に測方法を色々と考え、
amazonでコンタゲージ130mmを購入、コレがなかなか便利!!


バックウインドウ端面の傾斜がバッチリ測れました♪
多分こんな使い方するの私くらいだと思います(^^;


測定したカーブをMDFボードに描いて、MDFボードの切り出し。
上下2枚分の切り出しが必要なので、2枚をクランプして作業。


大まかな箱の形状を作成。


削って形成、雰囲気確認を数回繰り返して出来上がり。
手前側がロールシェード稼働部分の面になります。
本当は切妻形状ではなく、もう少し傾斜をつけたかったのですが
ロールシェードを干渉すると嫌なので・・・。


カメラの取り付け部分のくり抜き作業。


仮付けして出来栄えとロールシェードのクリアランス確認。
我ながら、なかなか良い感じ♪


形が決まったので、黒塗装して仕上げ。


仮つけしてイメージ確認。
ガラスと台座に境界部分(ブラックアウト部分)が欲しい・・・。


ガラス面に黒カッティングシート貼り付けを考えましたが、
少し趣向を変え、手持ちの極薄ドライカーボンを貼り付けることに。


台座の両面テープ部分を避けてカット。


ドライカーボンを周囲に貼り付け。
徐々に理想の形になってきました。
雰囲気もGood!


外から見た雰囲気。
こちらもOK!


黒塗装した台座カバーですが、仕上げに納得出来ず
手元にあった黒アルカンターラを貼り付け
車両のCピラー内張りアルカンターラと素材を共通化♪(←コレ重要)


カメラカバー完成!
改善点が多々ありますが、こだわりだすと終わりが無いので、コレで終了。
ロールシェードの端ギリギリで取り付け出来て一安心。


シェードを下げてカメラがよく見える状態。
後付け感満載ですが、自分の理想のカタチ(^^;


運転席がら後方を見た時の様子
ほぼ後方カメラが気にならないかと思います。

▶外からの雰囲気確認


ロールシェードを下げた状態
あまり付いているのが気にならない範囲。


ロールシェードを上げた状態(普段の状態)
個人的に気にならないレベル。

▶︎本体の取り付け


ドラレコ本体はグローブボックス内のETC横に取り付け。


電源及びカメラハーネスの取り回し作業。


ハーネスの量が多いので分岐する部分までテーピング。
これをしたので、取り回しに難儀しました。


ハーネス処理、無事終了。


普段使用時の様子。
グローブボックス内は乗車率に例えると80%以上、結構物が詰まってます。
コレで全てのドラレコ取り付け、作業が終了!!

設置後に、フロント用カメラ設置時同様に本体デフォルト設定を行いました。また内臓する純正マイクロSDカードは容量が小さいので、少し容量のあるものに変更。カード認識方法はインターネット等にある情報を参照して行いました。
色々と加工を行いましたが、なんとか自分の理想とするカタチに装着が出来ました。

▶︎最終仕上げ


オートアラームコーションを運転席/助手席窓に貼り付け。

後期型初期モデルのGセキュリティーカメラ装着車のみに貼り付けされている、知ってる人が見たらわかるマニアックなコーションラベル♪

▶︎満足だらけ♪


天井車内環境録画カメラ:自分でも目的が意味不明ですが、装着出来て満足♪


後方録画カメラ:自分の理想の装着が出来たので満足♪


セキュリティーラベル:後期型中期モデルには無いので満足♪


後方録画画像:若干斜め向いていますが、録画出来るだけで満足♪


車内環境画像:Gセキュリテーカメラのような超広角でないのがちょうどイイ♪

トヨタ純正のドラレコを本来のドラレコの取り付け方法と全然違う方法(TOYODA純正風アレンジ)ですが、私的には超〜がつくほど満足、機能より満足をとるお馬鹿さんです(^^;

●作業時間:30時間 ※トータルの作業時間
●取付け難易度:★★★★★ 
●満足度:★★★★★

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