LS460 シフトノブと周辺部品移植


Fスポーツの要素を数点取り入れ、スポーティーな雰囲気にしたくなりシフト周りのイメージチェンジを行うべくLS460用のシフト周辺部品を入手し、イメージチェンジとリフレッシュを兼ねて作業を行って行きました。勝手なイメージで、ポン付け交換できると思っておりましたが、部品移植だけならポン付け交換ですが、インジケーター部分を点灯させるのに難儀しました。
改良レポートが長くなりますが最後までご覧いただけると幸いです(^^;

▶︎完成画像からご紹介


真上から見ることはありませんが、LS600hシリーズ乗りの方には違いがわかる風景
BMW風なシフト表記と、シフトブーツカバーがなんともスポーティーな雰囲気♪

この雰囲気が欲しくて、ドロ沼加工劇に突入することに・・・(>_<)


夜間のイルミネーションの雰囲気、シフトポジションの赤LED点灯がステキ(^^)


ダメ押しの1枚、運転席からの雰囲気。
シフト部分がさり気なくアピールしている感じ!!

▶︎準備部品


今回の移植に伴い下記の部品を準備しました。(記載名はトヨタの正式部品名称ではありません)

 ・LS460用シフトノブ(新品)
 ・LS460用シフトブーツカバー(新品)
 ・LS460用シフトブーツベゼル(中古)
 ・LS460用シフトポジションインジケーター(中古 ※小部品含む)
 ・LS460用シフトポジションインジケーターハーネス(中古 ※小部品含む)
 ・LS460用シフトハウジング(中古 ※小部品含む)


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シフトノブとブーツカバーはリフレッシュも兼ねての作業で、仕上がり雰囲気をアップさせるためにも、新品で準備し、その他はネットオークションを利用してシフトノブ周辺部品ASSYを入手して、車両外で作業や確認できる環境を作り、ハーネス作成や動作確認を取り付け前に入念に行うことができました。



▶︎取り付け編:その1


シフトベゼル比較、LS460シリーズ用(左)と、LS600hシリーズ用(右)
LS600hLのものは従来のトヨタ車の雰囲気で、LS460の方は外車チックな雰囲気。


シフトポジションインジケーター比較、上画像と配置が入れ替わりますが
LS460シリーズ用(左)と、LS600hシリーズ用(右)

 中古入手LS460用のインジケーターに傷があり結構目立つので、この後コンパウンドで磨き作業。


ベゼル部分の比較、LS600hシリーズ用(左)、LS460シリーズ用(右)
LS460用のものはブーツを装着するので、周囲のみの部品となります。


証明比較、LS600hシリーズ用(左)、LS460シリーズ用(右)

LS460用はイルミネーションと各シフトポジションを示すLEDが点灯
LS600h用はイルミネーションのみでポジション表示のLEDはなし.





LS460のシフトポジション表示用基盤、上画像はイルミネーションのみ点灯


LS460用とLS600h用ではコネクターピン数が異なるので、元に戻せる様にするため
イルミネーション用のハーネスを探し、LS600h用のコネクターを装着することに。
1番と3番(2番は使用せず)がイルミネーションになります。


 LS460用基盤に嵌合させるコネクター、画像右2本がイルミネーション用
画像右端より1番ピン(イルミネーション−)と3番(イルミネーション+)がになります。
4番〜10番シフトインジケーターランプで後述いたします。


画像のようにイルミネーションハーネスだけ分けて、LS600hにポン付け対応♪
部材は純正リペアコネクターと端子で配線.comさんで調達
●矢崎総業040Ⅲ型2極Mコネクタ(端子別)/2P040-M-tr 2P040-M-tr
■矢崎総業製040型オス端子/M040 M040

※画像では点灯確認用にメスコネクターも入手
●矢崎総業040Ⅲ型2極Fコネクタ(端子別)/2P040-F-tr 2P040-F-tr
■矢崎総業製040型メス端子/F040 F040



LS600h純正コネクター(右)には固定ピンが成形されていますが、リペアコネクター(左)には
固定ぴんないのでインシュロックを利用して固定することにしました。


シフトノブ比較、LS600hシリーズ用(左)、LS460シリーズ用(右)
ネジ固定は共通ですが、LS460用はブーツを取り付ける関係で、下部が爪になっています。
本題とは関係ありませんが、LS600hのめっき部分が指紋だらけ(>_<)


シフトポジションインジケーターは、先ほどの紹介画像で傷の目立っていましたが、いた
傷部分をコンパウンドで磨いてなんとか目立ちにくい状態まで復活(^^)


シフトポジションハーネス加工は後日行うので、まずはここまでの加工で車両装着することに。


部品を組み立て車両装着準備を行います。
新品のシフトブーツとシフトノブのシワが少なくテカリの無いマット感がステキです♪


ウッドパネルに装着に車両装着準備完了!!


シフトポジションインジケーターも良い感じに復活
※画像は、傷けし作業を行った後の噴き上げ作業前のもの



純正部品なので車両にはポン付け装着!!


シフトポジションインジケーターは未処理の為光っておりませんが、イルミネーションが
良い雰囲気を醸し出してくれています(^^)



とりあえず「取り付け編:その1」はここで完了!!
でも、シフトポジションインジケーターが光っていないので、消化不良・・・・。

これを解消する為にドロ沼に入って行くハメに(>_<)

▶︎ドロ沼加工編

各シフトポジションインジケーター点灯を、LS600hでどうやって実現させるか悩む日々が・・・
車両から信号をもらって来るのが一番早いとは思いますが、車両ハーネス加工を極力避け、今後気が変わった時にノーマルに戻せる様にしたい、素人なので複雑な電気配線は極力避けたいなど、自分なりの成立要件があるので、それらをクリアさせる部品をネットで探しまくり、辿りついたのが画像の「ミニマイクロリミットスイッチ 」になります。
これを利用してアナログでシフトポジション位置を検出してスイッチをON/OFFさせ、LS460のインジケーター基盤LEDを点灯出力をする回路なら、私でも出来そうだったので採用決定となりました♪


スイッチが届き、実際にシフトの所に配置して、シャフトの動きに干渉しない位置を検討
スイッチONさせる頭部分が数種類入っているものを購入したので、シャフトの動きの邪魔にならない形状を選択して行きました。この時点ではスイッチをシフトハウジングにネジで固定する予定でしたが、RレンジとNレンジのスイッチ配置がどうやっても二階建て構造にしないと治らないことが判明、スイッチ配置は決定出来ましたが固定方法の見直しとなりました。

先ずはスイッチ配置を決め、配線をどのように取り回すか検討するために、スイッチで使用する端子にマーキングし、実際に配線を置いてみて干渉部分や取り付け時の邪魔にならないか確認作業を行うことに。

シフトブーツを取り付けるのですが、色々と確認をしていると二階建て構造のスイッチ部分も問題なくスペースがあることが判明、次にハーネスを逃す方向も判明したので、スイッチの固定方法を検討し直しMDFボードを用いてスイッチ全部をそこに固定して、カセット式にしていつでもノーマル復帰(LS600h)の状態に戻せるようにすることに。MDFボードは固定強度も考え3mm厚を選択、ゲートシフトに干渉しないように少し大きめに切り出して成形、スイッチベースを製作。



二階建て構造になる部分や、嵩上げが必要な部分も別ピースで作成を行い、スイッチの土台部分を作成。


MDFボードで作成したスイッチ基盤が完成!!
ここに辿りつくのに、調整作業を何回するハメになったことか・・・(>_<)


スイッチを所定の位置に固定し、ハーネスの取り回しを再度検討。
難儀な作業ですが、やっているのが非常に楽しい♪

別角度からのショット、シフトハウジングへの固定はネジ3本で固定することにして、ハーネスの一番収まりの良い取り回しを頭をフル回転させながら考えて行きました。



シフトハウジングへの固定は3.2mmの穴を3箇所開けて、上記のスイッチ基盤を固定。
画像の3箇所で固定するのですが、上部の穴は純正の四角穴と被ってしまって、位置決め的な役割に(^^;
 素人の行き当たりな作業が露呈・・・


mitsuakiオリジナルカセット式シフトポジション検出スイッチ完成!!
シャフト干渉もしっかり確認を行い、この後MDFボードを黒で塗装。
塗装する時もMDFボードの中に塗料が染み込む位に塗って、劣化防止対策を行いました。


塗装後にスイッチを固定しながら配線をスイッチにハンダ固定して行きます。


全ての作業が完成!!
我ながら良い出来栄え♪


別角度の画像


さらに別角度からの画像(^^)
配線の取り回しも可能な限り小スペースに納めました。


取り付けやメンテナンスを容易にする為に、ハーネスに接続カプラーを取り付け
ドロ沼加工と作成は無事終了!!


ドロ沼作業せ作成し取り出した信号(プラス出力)を、LS460用のシフトポジションインジケーターに
接続するハーネス加工に入って行きます。
事前でテスターで各配線がどのLEDのものか調べたものが上記の図になります。


LS460のハーネス(左)と、mitsuaki自作ハーネスをハンダで固定。


ハンダ作業終了後に定電圧電源を使用して点灯確認
 「P」ポジション


「R」ポジション


「N」ポジション


「D」ポジション


「S」ポジション
全部OK!!

ニヤニヤが止まりません(^^;


最後に全部組み立た状態でも確認♪
全てOKだったので、いよいよ車両取り付けに!


▶︎取り付け編:その2


車両のシフトハウジングに3箇所穴あけを行います。


mitsuakiオリジナルカセット式シフトポジション検出スイッチの取り付け
事前に色々としていたので、ポン付け感覚!


3箇所ネジで固定


この後ハーネスを固定していきます。


シフトポジションLEDの電源をシガーソケットから枝割りします。


メンテナンスを考慮し、中継コネクターを設置


画像の様に全て綺麗におさまりました♪


せっかくなのでアップ画像


別角度から♪
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あとはパネルを被すだけ


必要なハーネスを全て取り付け。


念の為、一気に取り付けせず、干渉がないかゆっくり被せていきます。


無事にパネルも装着完了


シフトブーツが中のスイッチと干渉していないかも確認
これで全ての作業が完了です!!

こんなに難儀するとは思っていなかっただけに、むっちゃ感激です!!

▶︎装着後のシフトポジションインジケーター点灯確認


LS460シリーズでは当たり前のことですが、LS600hでは非日常なシーン。
無事に「P」ポジション点灯
赤のLDEがステキです♪


「R」ポジション


「N」ポジション


「D」ポジション


「S」ポジション


イルミネーションと「P」ポジション(^^)
見た目で取り付けまでの苦労が感じられないのがいいんです・・・。


▶︎全ての作業を終えて


車両各所にFスポーツの要素を取り入れて、前々からやってみたいと思っていたことが実現でき、大満足の装備になりました。見た目では苦労が一切わからないところも、個人的には喜びの一つです♪

夜のドライブ時にちらっと見えるシフトポジションインジケーターLEDをみて、1人ニヤニヤしているのが至福の時間となりました(^^)

●作業時間:加工その他12時間位
●製作&加工難易度:★★★★★ 
●取付難易度:★☆☆☆☆
●満足度:★★★★★

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