ナイトビューの後付け(メーカーオプション)
中古LS購入にあたり、ナイトビュー装着の車両が条件にあげていましたが、中古車は自分の希望通りのクルマはなかなか巡り合うことができません。
もし、装備されてなかった場合のことを考え、LS600hL EXECUTIVE packageの車両システムを車両購入前から調べていて、自分が購入しようと考えている年式のEXECUTIVE packageだと部品追加で機能出来そうな感じ(確証は無し)だったので、装備されていなかった場合の腹案として持っていた。車両購入が決まり装備を確認したら装着はされておらず・・・。まさか、この腹案を実行する羽目になるとは思いませんでした。
装着にあたり便利なインターネット上で情報収集(2021年1〜3月頃)では、こんな馬鹿げたことをしている方は誰もいなくて、C.S_Oさんと事前に情報収集と検討を行い後付けに挑みました。
✴︎注意
このサイトオープンの2022年3月末現在、インターネット上ではこの件に関する記事がなく、同じことをお考えの方もおられることと思いますが、安全に関する装備を後付け追加することになるので、全ては自己責任になることが大前提。
メーカー工場装着とは条件が異なり、またナイトビューカメラの校正を正確に行うのは現実問題不可能だと思うので、後付けナイトビューは本来の機能を完全に再現しているとは考えにくいです。
再度書きますが、実行される場合は自己責任でされますようお願いいたします。
実施車両:平成27年式LS600hL EXECUTIVE package
※他グレードはノーマル状態が選択オプションにより異なるので条件が揃えば可能、またLS460については詳細を調べていないので分かりません。
私の車両、つまりLS600hL EXECUTIVE package後期型一部改良後2014年10月〜2015年9月生産車両(後期・中期モデル)については、ナイトビュー後付けの素材車両として条件が揃っていると考えられます。ただし、生産時期により確実に装備が揃っているとは確証は持てません。
車両装備をよくご確認されて、以下に紹介する部品調達が出来、やる気(←これ大事)があれば、ナイトビュー後付けはできるかと思います。
▶︎準備部品
LS600hLEXECUTIVE packageはナイトビューの無い車両でも、部品さえ揃えば動作条件が整うようになっています。上の図の4つの部品を追加(トランクサブワイヤは入れ替え)すればOKです。
ヘッドランプ(赤外線照射可能品)、フロントガラス(ナイトビューカメラ対応)を装備、標準装備カメラは2カメラですが、ナイトビュー用はそこに赤外線対応のカメラが付くだけ(部品としては別品番)、天井ハーネス及びフロアハーネスがナイトビューの機能をさせるハーネスが内臓済み(部品共用化による恩恵♪)、トランクのハーネスだけは専用品が必要、ナイトビューコンピュータと連動させるレコグニションコンピュータも標準装備されていて後付け環境が整っていす。何度も書きますが、対象車両はLS600hL EXECUTIVE package後期型一部改良後2014年10月〜2015年9月生産車両(後期・中期モデル)になります。
品番:86491-50020
品名:ナイトビュー コンピュータNo.1
新品価格::約19万円(2022年3月末現在)
中期型から設定されていますが、制御方式が異なるので中期型の流用は不可。
調達方法:ネットオークション
品番:86467-50020
品名:オブジェクトレコグニッション カメラ(ナイトビュー ツキ)
新品価格::約30万円(2022年3月末現在)
形は中期型とそっくりですが、後期専用品。
調達方法:ネットオークション
EXECUTIVE package標準仕様は赤外線カメラ無し2カメラ。
赤外線カメラ部分(画像のオレンジ丸部分)は鉄板を装備
こちらのカメラは新品価格約24万円(2022年3月末現在)
品番:84975-50090
品名:トリップ スイッチ(ナイト ビュー-歩行者検知機能付き)
新品価格::約4千5百円(2022年3月末現在)
調達方法:ネットオークション
品番:82182-50041(2014/10以降の車両)
品名:ラゲージルーム ワイヤ NO.2
新品価格::約2千円強(2022年3月末現在)
後期初期モデル(〜2014/09まで)は、品番82182-50040となります。
調達方法:部品オーダー(新品)
▶︎カメラ取り付け
運転席頭上にあるカメラカバーの取り外し。
私は車両装着のカメラを使いたかったので、オレンジ丸部分を交換することにしました。
カメラASSY交換(全部)する場合は全部交換すれば良いだけです。
赤外線カメラ(画像右側)を取り外して交換します。
この画像では右側のカメラとそのハーネスを取り外します。
赤外線カメラ無しは鉄板がついています(^^;
カメラ交換後(指差し棒部分)
下からの画像、横のカメラより1.5倍ほどの体積があります。
以上でカメラ交換作業は終了。
▶︎ナイトビュースイッチ付きに交換
トリップスイッチをナイトビュースイッチ付きに交換
このスイッチの交換の為に結構部品を外す羽目に(>_<)
メータークラスターパネルの取り外し、30系後期セルシオまではハンドル装着状態で無理矢理外せましたが、LSはステアリングコラムのセンサーが邪魔になり取り外しが困難、また無理矢理外せたとしても部品に傷が付くので、安全策をとり干渉しそうな部品を全て取り外し。
この作業をするついでに、リヤフォグ用のディーマースイッチも同時に交換♪
無事外れたクラスター、ナイトビュー付きを車両に装着して作業完了!
メータークラスターは共通。
▶︎トランク内作業
運転席側のトランクの内張りの取り外し。
純正既設ハーネスからスポンジに包まれたコネクターを出します。
ナイトビューコンピュータを取り付け。
オレンジ丸部分に上記のコネクター差し込みと、入れ替えるハーネスを差します。
上:ナイトビュー用ハーネス、下:ナイトビュー無しハーネス。
指差し部分にそれぞれハーネスを差し込んで、作業完了!!
ナイトビューコンピュータと協調制御されるレコグニションコンピュータ
LS600hL EXECUTIVE packageは標準装備。
以上で全ての作業が終了♪
▶︎欲しかった装備が現実に♪
部品装着を終え動作確認の試運転。
ナイトビューボタンを押すと、画面がナイトビューモードに無事切り替わりました♪
新車装着なら、なんら感動はありませんが、後付けはドキドキしながらなので、画面は切り替わった時は本当に嬉しかったです(^^;
ちなみに、停車時は画面右下の人を感知した時に知らせるアイコンは黄色。
走行を開始するとアイコンがグリーン(一定の速度域)になり、感知モードに変わります。
画像をみてお分かりいただけると思いますが、真っ暗なところでも赤外線でバッチリ見えます!。
人の感知に関しては、期待する程でなく、後付け下から感動が悪いのかと思い、工場装着のナイトビュー車両のオーナーさんに聞いたら同じ感想だったので、動作感度も問題なさそうです。
人感知したら、チカチカってその部分を光らせて知らせてくれますが、画面見てるのが危ないのでこれで人を感知させる使い方はあまりなさそう。
個人的な使途として、赤外線の暗視機能を使い、山道や街灯のないところ、山岳地帯の高速など、画面に先の風景を映し出して道路の状況予測に使っています。この使い方は自分にとってぴったりです♪
純正の機能追加なので、取り扱い説明書以上にできることはありませんが、取り扱い説明書にある★印(タイプ別装備)がひとつ増えてニヤニヤしております(^^;
この改良報告の結びに、ナイトビュー後付けに多大なるサポートをしてくださった、C.S_Oさんに心より感謝いたしますm(_ _)m。
●作業時間:2時間位
●取付け難易度:★★★★☆
●満足度:★★★★★
・注意
ナイトビューの後付けに関する質問は、安全及び車両の機能面に関わる部分となり、メールでお問い合わせいただいてもお答えすることはできませんので、ご了承ください。